バイオトイレ用太陽光電源 ~トラブル編~第1話

みなさんこんにちはバイオトイレ担当のSです。

2022/12/27のブログで紹介した、「太陽光システムを搭載したログハウス型のバイオトイレ」

2017年から4年間の間は弊社岡山工場で電源システムの実証実験をしていました。昨年の2022年からはログキットハウスを使い正式な「展示モデル物件」として
ログハウス+バイオトイレ+独立電源という商品化が完了。(詳しくは別ページでご案内予定)
現在はトイレとして実際に使用し、経年劣化テストをしている状況です。

実は12/27のブログで言っていないことが・・・その電源にトラブルを抱えていました(白状)。展示物として完成はしていたのですがその裏で七転八倒のお話が。

今回のブログはそのトラブルについて。3話連続の超大作です。

太陽光システムを搭載したログハウス型のバイオトイレのページはコチラ➡

太陽光電源搭載ログハウス型バイオトイレが完成したのは2022/10/28。
その約1か月半後の12/17になって岡山工場から「バイオトイレの運転ボタンを押してもスクリューが回転しないです。」と連絡が入り、ソーラー電源システムが停止していることが分かりました。

  

電源だけの実証テスト開始から約5年が経過した太陽光システムに異常が発生した可能性も。
これまでも大きな問題なく稼働を続けていたシステムに一体何が・・・。

システムはバッテリー残量が20%以下になると自動停止してバッテリーを守る設定になっています。しかし工場の人にバッテリーの充電残量を見てもらうと0%。

本当にバッテリーが放電しきっていると再度充電してもうまく充電できないことが・・・このまま放置して年末年始の休暇期間を迎えるのはまずい状況。

製造元のオフグリッドソーラーさんに連絡、対処方法を教わったところ、

「バッテリーに異常が出ることは考えにくい。しかし使用状況によってはバッテリー内のセル(このバッテリーは3.2Vのセル(単電池という)が4つ入っている)
の個々の電圧がバラバラになって停止することがあり、それで止まっているかもしれない」

という事でした。

「バッテリーを送ってもらうとセルの調査や充電をしてお返しします」
というありがたいお申し出を受けて、12/23に急遽Sが岡山工場へ。バッテリーがない期間もトイレを使えるように延長コードでバイオトイレの電源を確保。バッテリーを回収しオフグリッドソーラーさんへ送りました。年末押し迫った時にバタバタとしている担当S・・・。

明けて2023年、バッテリーが返ってきました。調査の結果大きな異常はなく、セルも問題なし。再充電して帰ってきました。昨年のバッテリー残量の0%表示は配線不良の可能性もあるという事なので、再度取り付け時に確認をしてみることにします。

さてさて、2023/1/19。返ってきたバッテリーを取り付けるために再度岡山へ。
配線に異常がないかも確認するため、一旦すべての配線を取り外して接続しなおしていきます。設置時の資料、図面を再確認しながら接続すること約1時間・・。

バイオトイレが問題なく動いています!

やった~復帰した~と一安心でした。もし配線の接続方法などに問題があれば昨年からの問題は解消できたはず。ただその原因はいまだ不明ですが・・・。

 

ひょっとすると昨年10月にログハウス内に移設したときにミスを起こした可能性がありますが、設置から1カ月半ほど正常に稼働していた説明もつかない・・・。

まぁ動き出したし、ちょっと様子見でいこうと岡山工場を後にしたわけですが、後日「また止まる~」と連絡が・・・。

ウーム・・・原因は何だろうと考えながらに再び岡山へ。

先月から配線を触ることもないので、特に変化はありません。しかしバッテリー容量は昼過ぎで35%程度の少し不安な充電状況・・・。


~バッテリーは大丈夫なのか・・・太陽光システムの運命は・・・第2話をお楽しみに~

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