オフグリッドソーラーの発電データ分析

みなさんこんにちは。バイオトイレ担当のSです。
弊社でも絶賛オススメ中のバイオトイレ向け電源【オフグリッドソーラー】ですが、トラブルから復帰後は絶好調で稼働中です!
今回のブログでは、そんなオフグリッドソーラーの日々の発電状況をご紹介します。


↓↓↓トラブルの様子は下記ブログにて解説しております↓↓↓

【オフグリッドソーラーとは】
オフグリッドとは従来の電量会社の電力網(グリッド)から独立(オフ)して使用できる電源のことです。
一般住宅の屋根などに乗っているソーラー電源は制御機器の電源が必要で、電源がない場所では全く使い物にならないというデメリットがありました。
しかし、オフグリッドソーラーは近くに電気が通っていなくても電源を確保できる優れものです!

バイオトイレの設置が検討される現場では電気設備が無い場合が多いため、電気が通っていなくても電源を確保できるオフグリッドソーラーはバイオトイレの電源としてうってつけです。

弊社岡山工場でも2017年の設置から実証実験を続けて6年を迎え、現在も異常なくバイオトイレを稼働させております。

そして今回は、2023年6月13日~7月3日までの2週間のソーラーパネルの発電量とバッテリーの充電状態(残量)を集計し、岡山市の天気データと照らし合わせてグラフ化しました。

青色の棒グラフは充電コントローラーとスマホアプリをBluetoothでつないで吸い出した発電量のデータ。
橙色の折れ線グラフは蓄電バッテリーの残量を示しています。蓄電バッテリーの残量のデータ集計方法は目視確認のため、集計担当者不在などでデータが途切れることもありました。
天気データは正午現在の天気状況を同時に記録することで集計しております。分かりやすく『晴れ』『曇り』『雨』の3つに絞っています。

早速データを解析していきましょう。

まずは蓄電バッテリーの残量が極端に減っている6月21日と22日のデータから。
悪天候が2日続いて発電量が少なくなっている日は、それに呼応するようにバッテリー残量も減っています。これは当然といえば当然ですが、システム設計時に雨天予備を「1日」としているためです。2日続くとさすがにバッテリーは減る一方となります。

続いて興味深いのは6月23日と25日のデータです。

天気がいいはずの6月25日の発電量が少ないことにお気づきでしょうか。
本来であれば、晴れの太陽光を受けて存分に発電しているはずですが、実際には曇りの日の約4割しか発電できていません。これは気温が大きく影響していると考えられます。
25日の岡山市の最高気温は30.3℃でした。23日は28.6℃とそこまで上昇していません。気温が高くなるほど光から電気への変換効率は落ちてしまうのです。


オフグリッドソーラーの製造元、ネクストエナジー・アンド・リソース株式会社様によると、太陽光パネルの最も効率的な気温は25℃とのこと。春と秋に最大効率を発揮し、夏場は効率が落ちるそうです。

導入から6年が経過しても日々問題なく稼働を続けるオフグリッドソーラー。
これからも面白いデータが取れましたら、随時お知らせしていきたいと思います。

 

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