【DIY初心者向け解説!】
こんにちは。㈱大築 WEB担当_Rです。
釘に関して全くの素人の私が今回ご紹介するのは…
「カリクギ」
ホームセンターの釘売り場で一度は見たことありませんか?
緑色の半透明な樹脂または緑色のコマが付いた不思議な釘!
これが今回紹介するカリクギです。
樹脂が付いているという点では「カクシ釘」と大差ありませんが、
使い方に違いがあります。
・打ったのに抜いてしまう!?不思議な使い方
「カリクギ」の名前の由来は「仮止めの釘」ということで、「仮止め」をする事に特化している釘です。
「仮止め」をするのはどんな場面かというと…
・化粧合板・天井板・廻り縁の固定。
・フローリングの貼り付け作業。
・額縁の枠組みの作成・・・等々。
「カクシ釘」と同様に、クランプ等の圧着支持金具が使えない場所へ木材を接着剤で貼り合わせたときに浮いて来てしまうのを防ぐ役割をしてくれる釘です。
ただし、「カクシ釘」のように残留釘が木材に残らないので、接合に関しては接着剤の力が重要になります。
イメージとしては・・・
縫い物をするときのまち針
「まち針」で布同士をズレないように固定し、糸を通した針を使って本縫いをしていきますよね。
そして縫い終われば布同士を固定してくれていた「まち針」は抜いてしまいます。
そんな「まち針」の様な働きをするのが「カリクギ」という訳です。
・カリクギ使用用途
主に家屋の内装用として考案され、使われてきた「カリクギ」ですが、接着剤の進化・強化と共に次第に内装用に使われる事は少なくなってきています。
しかし、
抜いてしまえば跡が目立たない。
という利点を生かして、内装以外での使われ方も増えています。
例えば、古い木造住宅での修繕施工工事の際、柱へのキズ防止の養生に。
この養生をされていた大工さん曰く、「結構な頻度で使いますよ」との事。
さらに「抜いた後は水でふやかせば目立たなくなるので。」
との情報もいただきました!
※抜いた後の処理に関してはまた別の記事でご紹介します!
さらに別の使い方としては、掲示物を留める画鋲の代わりに「カリクギ」等々…
使い方は「カクシ釘」同様に無限大です!
・カリクギの使い方は?
だいたいの用途はわかっていただけたかと思いますので、実際の使い方をご紹介いたします(*’ω’*)
①木材に接着剤を塗って貼り付けます。
(今回は例としてフローリング材に見立てた合板を無垢材に貼り付けていきます)
②カリクギを打ち込みます。
カリクギの有り・無しで効果を分かり易くするため、左右で分けてみました。
③横から見た図。
カリクギを打って押さえているのでしっかりと接着されているのが分かります。
カリクギを打っていない反対側です。
うまく接着できず浮いてしまっています。
④仕上げ
しっかりと接着剤が乾いているのを確認したら、ラジオペンチ(またはニッパー)でコマを掴んで引き抜きます。
※硬化時間は接着剤により異なります。大体一晩程度おいておくのが理想です。
⑤完成
自分でやっておきながら、予想以上にうまく貼りついていて驚きました実は。(笑)
⑥引き抜いたクギ
カリクギの先端ははとても鋭いので、抜いた後は出来る限り早めに処分しましょう。 踏むと、とても痛いですよ!勿論!
・まとめ
・釘を打ち込んだあと、接着を確認したら抜いてしまうのが「カリクギ」
・イメージは「待ち針」
・家屋の内装用として天井板やフローリング材の接着だけでなくDIYでも活躍!使い方は無限大。
・残留釘が残らない為、接着剤の硬化強度によるところが大きい。
※ほとんど動かさない様な物の接着に!
お買い求めはホームセンター様、建材店様、金物店様にて!
ここまで読んでいただきありがとうございました♪
これからもドの付く素人目線で気づいたことや知ったこと、失敗したこと…
どんどん書いていきますのでお付き合いくだされば幸いです♪
担当_R
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