こんにちは!WEB/釘担当のRです!前回に引き続き飯盛山城跡近くの「楠公寺」付近へのバイオトイレ設置レポ―トの第二弾です!
第一弾はコチラ▼
⑤屋根と壁の設置
バイオトイレを無事に内部に設置した後は屋根、壁面の設置です。
屋根は重量と作業スペースの関係上、大工さん一人で登っての作業だったので、写真だけで失礼します。(私は撮影係に徹しておりました)
壁の設置
壁材はブロックのような形で、柱と柱の間の寸法に合わせて製作されています。
柱に加工された溝に合わせて上から順番にはめ込み、左右にある型抜きされた部分に楔を打ち込んで固定していく構造で、【壁パーツ→楔打ち込み→コーキング剤→壁パーツ】の繰り返しで壁を作っていきます。
この作業の内、壁を構成するパーツに電線(室内の照明等)を通す為の穴を開け、電線を通しつつ壁を作るという工程もありました。(写真撮りそびれてしまったので割愛します。)
壁1面分を作成するのにかかる時間は約15分~20分程度。
最終的に全10面分の壁を作りました。
⑥窓、ドアの取り付け
今回の作業には家屋を立てる大工さんにお手伝いとして来ていただいていたのですが、ドア・窓・沓摺(くつずり/ドアの下)等々の作業時に都合がつかなかったため、担当_Mさんと担当_Sさんの二人で取り付けを行いました。(それくらい簡単にドアと窓は設置出来ます。)
ドアの取り付けの際に、ドアの戸当たり部分の接着固定にカクシ釘F-36を使用しています。
⑦床板取り付け
床材を貼り付けて床を作っていきます!
バイオトイレの設置寸法に合わせた根太を基礎の土間にコンクリートボンドで貼り付け、その木材に床材をビスで固定する方法で施工していきます。
本職の大工さんの技術でもって、瞬く間に床が出来上がりました。
普段から床暖房やトイレの施工があればお手伝いをお願いしている大工さんなので、ほぼお任せ状態でした。
⑧手洗い用の洗面台の設置
今回のバイオトイレは個室の中に手を洗うための洗面台(しかも自動水栓!)を取り付けるというオーダーだったので、こちらは専門業者様が担当しています。
(水道工事は市内指定業者様でしか施工できません。)
手洗い、鏡、トイレットペーパーホルダーを取り付けていただいています。
担当Sも給水装置工事主任技術者という国家資格を持っていますが、弊社は水道工事許可業者ではないので直接施工できませんでした。
⑨排気管・制御盤・運転ボタンの設置
バイオトイレの稼働に必須の各種部品(排気管、制御盤、運転ボタン)を取り付け、最後はドアに男女別のピクトサインを表示します。
⑨完成!!!!!
のべ10日間で組み立て・設置完了いたしました!
ちなみに、寺院のそばの場所だったので埋蔵文化財の調査や元からあったトイレ(30年以上前に設置されたもの)の解体作業を経ての基礎工事スタートだった為、トータルで約2か月の作業となりました。
作業が始まる前から様々な出来事があった訳ですが、そのあたりの話はまた別の機会という事で。
今回のバイオトイレは令和3年11月末頃から使用が開始され、すでにハイキングを楽しむ方の強い味方となっております。大阪府大東市の飯盛城跡に遊びに行かれた際には是非利用してみてくださいね。
ではでは。
ここまで読んでいただきありがとうございました。担当_R