みなさんこんにちはバイオトイレ担当のSです。
~前回までのダイチクブログは~
復旧したかに見えた太陽光システム→制御ソフト更新→また停止→完全お手上げ状態の太陽光に救いの手は(今ココ)。
第3話で完結(したい)さぁ始まります。
太陽光発電システムは長野県駒ケ根市にあるネクストエナジー・アンド・リソース株式会社さんの商品。こちらの会社は産業用太陽光から個人用太陽光、太陽光パネルのリユースを初め2004年から販売開始した独立型太陽光電源の「オフグリッドソーラー」を扱う太陽光業界ではとても信頼のある会社様です。
今日は2023/2/17。わざわざ岡山県まで来てくれた担当者の方はとても頼もしくまさに救世主のように見えました。技術担当者と電話で連携しながらテキパキと現場の確認を行っていきます。
で・・・その結果・・・
これまで七転八倒の対応をしてきたトラブルの原因はまさかの「配線ミス!」担当者Sも「さすがに唖然」・・・。
バッテリーモニターの配線が違っていることが原因でした。現在のシステムは12Vバッテリーを2台直列で24Vのシステムとして設計されました。しかしバッテリーモニターは12V(片側のバッテリーのみ)しか監視できていなかったのです。何でこんなことに・・・システム図通りに結線したのに何故?・・・。
実は5年前の添付されてきたシステム結線図自体が間違っていたためでした。よくよく思い出すと5年前も電話で色々教えてもらい、当時の担当者さんから「図面が間違ってます~ゴメンナサイ」という話を聞いていた気がします・・・そう言えばだんだん思い出してきたS。
訂正部分を現場で解決した後に訂正した図面をデータや書面で保存していなかったこちらも悪いわけで・・・。記録は肝心ですホントに・・・。
というわけでトラブルが発生したときは最初に立ち返って手順を見直すことの大切さも学びました。しかし今回の場合は手元の資料が間違ったままですから、何回立ち直っても無理でしたね。詰めの甘さも自戒いたします。
オフグリッドソーラーマンの活躍のおかげで正常に戻り、2023/3/7ついに充電100%まで回復しました。一度0%まで落ちたバッテリーをいたわるため、急速充電をせず時間をかけてゆっくり充電しました。
ようやく昨年12月から延長コードの仮設電源で使っていたバイオトイレを再び切替え、
太陽光システムを搭載したログハウス型のバイオトイレとして本格稼働を再開することが出来ました。
今回の事件をまとめてみました。
・症状・・・・・・・バッテリーが異常放電を起こし、0%まで落ちて電源が停止した。
・分かったこと・・・バッテリーモニターの誤作動。
・誤作動の原因・・・バッテリーモニターの結線ミス
・対応策・・・・・・配線の確認を行い、モニターのリセットを行った。
※予備的にバッテリーの均等充電を行った。結線図の不備を訂正した。
そもそものトラブル原因と言えば、一度組んだシステムをばらして移動させる(ログハウスの屋根にパネルを搭載する)という事が呼び寄せたトラブルとも言えます。これは「太陽光システムを搭載したログハウス型のバイオトイレの完成」という目標があるので必要なこと。
しかし配線ミスした部分以外で、これまでの5年間なにか問題があったかというと、何もなし。という事は電源の移動というイベントがなければノントラブルだったという事で、かえってシステムとしての信頼度が上がる結果となりました。まさに災い転じて福となるという状況ですね。
全3回にわたりお届けしてきた太陽光システムのトラブル事件。いかがでしたか?「ただの配線ミスやんけ~!」と言わず今後もダイチクブログをよろしくお願いします。