皆さんこんにちは、バイオトイレ、床暖房担当のSです。
雨が降り続く今日この頃、Sがいる三重県ではお米の収穫時期を迎えています。伊勢湾台風を機に台風シーズン前に刈り取りができる品種が多いという事で、私の生まれた大阪より1カ月以上早く収穫を迎えるのですが、雨が多いと稲刈りのタイミングも見極めが難しいのだろうと気をもんでおります。
雨続きで野菜も高騰傾向ですから何かと心配ですね。
さて、今日は床暖房の設計(レイアウト)についてお話をさせていただきます。
早速写真からお見せしますが、こちら先日完成した床暖房現場で試運転した様子です。白い床の中にある黒い●にご注目ください。
これは「フロアコンセント」
床から電源が取れるという実に便利なもので、ホテルや店舗などには多くみられますが、住宅には珍しい設備ですね。
見積の時から「この場所にソファを置く予定でフロアコンセントがあるよ~」と住宅の営業担当さんから聞いていました、背中側はパティオに抜けるサッシ…。
電源を取れる壁もありません。
電動ソファか、デスクライトかは不明ですがフロアコンセントが必須ということでした。
実は床暖房とフロアコンセントは敵同士。バチバチの関係です。
というのもフロアコンセントは床下に15cmほどの穴をあけてそこに埋め込まれて施工するので床暖房が施工されたところに後で穴をあけることができないからです。
今回のようにフロアコンセントの位置を事前に決めていただいたら、設計時にあらかじめ回避した配置で提案しています。
上の画像のように様々なサイズのヒーターを組み合わせてコンセントを避けることができます。
コンセントだけでなくても、例えばアイランドキッチンを囲むように設置したり
掘りごたつの周りへの設置などが可能です。
対応可能な理由
大築の扱う床暖房ヒーターは様々な大きさがあります。
60㎝幅、90㎝幅での長さは60㎝から最大は3,600㎝の長さとなっています。
→寸法一覧図へ
(※特注で長さを伸ばすことも可能です)
これらを組み合わせることで様々な部屋に対応可能で、先ほどのように避けるべきところがあれば回避して設計しています。
一番避けるべきところというと、壁際です。
ある程度家具を置くスペースを想定して空けておくというのは非常に大切で、誤って家具の下を暖めてしまわないように、設計の段階でキチンと確認・提案をしています。
ヒーターのレイアウトは施工直前(材料が製造元から届く)まで変更可能ですので、なるべくお客様の要望にお応えするようにしています。
床暖房ヒーターの設計にも様々な要望があるため、臨機応変に対応できるのが弊社が扱う「CFボードヒーター」の優れた点の一つです。