先日、ついに「足ウラぽかぽか」OAフロア用の敷設に行ってきました!
場所は大阪市内の会社事務所。仕上げ材はパンチカーペットのフロアです。
写真記録係という名目の元、時間差で現場入りしたものの、途中で抜けることもなく、
最後まで作業の手伝いしておりました。担当_Rがレポートします。
今回初めての敷設となったOAフロアはウッドコアと呼ばれる材質(木材のチップを加熱圧縮した板)をスチール板で挟んだ物でした。
これまで弊社で販売に向けて想定、テストしていたのはすべて樹脂製のOAフロアだったので、急遽製造元を調べて同じ物をサンプル品として提供いただき、工事実施日までの間にテストした上で、作業に取り掛かりました。
<工程>
①ヒーターの位置決め。
今回の設置場所は一般的なオフィスデスクが整列している席配置ではなく、「ブーメラン型デスク」を複数台組み合わせたものでした。※右図参照
その為、1つの机に対して足元に直下の位置ではなく、各人の作業する場所と角度や可動式棚の配置を確認しつつ、足元のヒーター位置、角度を決めていきます。
大体の場所が決まれば、上敷きのカーペットを剥がして、OAフロアの面へヒーターを仮置きして印をつけます。
その印に従って「サーモスタット」(温度制御用)と「ヒーター端子」2個を埋め込むための穴を次の工程で3か所開けていきます。
ここで、気を付けなければいけないのはOAフロア1枚に対して3つ全ての穴が開くわけではないこと。
OAフロアの配置と机の設置方向に微妙なズレがあり、ちょうど足を置く場所にヒーターを敷設しようとするとOAフロアの複数枚に被ってしまいます。
一筋縄ではいきません。
②配線の穴をあける。
電動ドリルに「ホールソー」という刃を取り付けて①の工程で印をつけた3か所に穴を開けていきます。
③サーモスタットを埋め込む。
足ウラぽかぽかOAフロアタイプは温度が45℃に達した場合に自動でOFF、そして40℃まで温度が下がると自動でONするサーモスタットが付属しています。
このサーモスタットを前工程の②で開けた穴の1つ(場所は決まっています)に絶縁パテを用いて埋め込んでいきます。
④ヒーターを仮止め、電源・スイッチの線を結線する。
①の工程で付けた印に沿って、ヒーターを設置する為、OAフロア下にある電源コードとヒーターの電線を結線していきます。
⑤OAフロアを戻す。
OAフロアを所定の位置に戻して、ヒーターをアルミテープで完全に固定します。
OAフロアは、上部の板(今回の場合スチール製)とそれを覆うカーペットの間に接着剤が塗られているのですが、それだけではヒーターを固定するための強度が足りないので、アルミテープを貼ります。
さらにこの上にカーペットを戻せば、完成です。
⑥完成
昇温テストの為スイッチON!
約30分で暖まり、最も高温の場所は35℃を記録しました!
今はまだ、外気温が高く、床面もそれほど冷えていないので効果が分かりにくいですが、これから気温が下がり、身体も冷えてくる時期になれば、心地よい温度で身体が温まり、手放せなくなると思います。
(私自身が手放せなくなってます。/笑)
足元からくる冷えやむくみの解消に役立ちますように!