床暖房敷設工事例①/鹿児島県枕崎市編-2

皆さんこんにちは。バイオトイレ担当のSです。床暖房の施工もしております。
今回は鹿児島県枕崎市の寺院様へ施工させていただいた現場のパート2!

貼り付け開始!!

さて、前日のうちに配線が終わったところへ床暖房ヒーターを貼っていきます。貼り付けはしっかりと全面にボンドを塗り、合板と一体化させます。
これがなかなかの重労働。
慣れた作業とは言え、枚数が16枚ともなると時間が掛かるので腰と膝がツラいのです…。

床面にヒーターを貼り付ける為のボンドを塗り伸ばす

余談ですが…

十数年前に床暖房の施工を始めたころは、ボンドではなく養生テープで合板に貼り付けるという簡単な施工をしていたため、床が軋んで鳴っているのと同じような音がする不具合が出ることもありましたが、現在はすべての施工においてボンドで固める方法に変更しております!

ヒーター貼りつけ完了

16枚分のシート、無事ボンド貼り完成しました!

しかし、貼って完成!というわけにはいかないもので、貼り付けたヒーターと昨日仕込んだ配線をすべてつながなくてはいけません。

ヒーターはセイフティサーモスタットと直列に、ヒーター同士は並列に結線をします。
そして既定の容量を超えないように各ヒーターをまとめていき、リレーへ繋ぐと完了です 。

床暖房ヒーターに電気を通す為のリレーボックス

例えば今回の現場の場合、ヒーター1枚当たり3.54Aの電流が流れるヒーターを使用しています。

これを4枚まとめると14.16A、部屋合計で56.64Aの容量となります。そのため、リレーを4個で4回路と経由して制御することにしました。
リレーの1つの容量は25Aまであるので、余裕を持って運用が可能となります。
そしてこのすべての配線を温度管理とタイマー制御を行うリモコンへと接続すれば完成です。

床暖房ヒーターの釘打ち禁止か所へのマーキングと注意喚起

このあと、大工さんがヒーターの上にまた合板を貼り、床材を貼れば部屋の床は完成します。ここからは枕崎の電気工事会社様へ引き継ぎ、我々の今回の仕事は完了となりました。

さぁ!帰宅の途へ!・・・えっ!?帰れない!?

さて4日目。最終日は鹿児島市内へ移動し帰るだけ。
・・・といけばよかったのですが、日付は2020年10月8日。

くしくも太平洋上には台風14号がしずしずと北上。
ホテルを出る朝は太陽もまぶしい状態でしたが、予約した飛行機は夜の便
(現場での想定外も考慮して時間的に余裕を持った予約でした)

余裕があだとなり、昼をこえたころから雨が降り、鹿児島の錦江湾内も白波が・・・。
天気予報とにらめっこしながら鹿児島空港へ向かう我々にまさかの事態が襲いました。

大阪、伊丹から飛んできたMはJAL便を、
三重県在住の私Sは中部空港からANA便を予約しており、
鹿児島空港で「お疲れさ~ん!」
状態で別れるべく、空港の掲示板を見ると・・・

伊丹行きJAL便の「欠航」が表示されていました。「アカン!」と走るM。
私のANA便はJAL便の1時間もあとに出る便。しかも昨今の航空業界事情でソラシドエアのコードシェア便。

この時点でソラシドエアのホームページを見ると「天候調査中」

うーむ(;’ω’)・・・・


私も黄色信号が点滅しています。

しかし今は台風接近中。
「今日帰れないなら鹿児島市内で黒豚でも食べて明日帰ればいいじゃん。」とはどうあってもなれません。
翌日には種子島近海を台風が通るコースでした。
泊まって待っていると帰るのはいつになるやら・・・

飛ばない飛行機。宿泊は許されない状況。下された決断は!?

そんな中、MがJALのカウンターで職員のお姉さんと談笑(?)しています。
明日以降の便については今のところ欠航の可能性が高くなんとも言えない状態。そこでなんとMの下した決断は・・・

これから鹿児島空港~ 鹿児島中央駅経由で新幹線を使い大阪へという荒業を繰り出し、「じゃぁ、行くわ~」とバス停に消えていきました・・・

ちなみに鹿児島空港~鹿児島中央駅~新幹線のルートはこちら。

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