床暖房のお悩み・疑問を解決します。
みなさんこんにちは。バイオトイレ、床暖房担当のSです。今日は床暖房あるあるを一つご紹介させていただきます。
床暖房が暖かくない!?
寒さが堪えるこの時期、お客様から「床暖房が暖かく感じられない」というご相談をいただくことがあります。詳しくお話を伺うと、『昨日まで温かかったのに今日は温もりが少ない気がする…』とのこと。
何か異常が起こっていては大変なので、念のため現場確認を行った結果
「異常なし」ということがよくあります。
ではなぜ温まり方が鈍いと感じてしまうのでしょうか。
床暖房の意外な弱点。それは…〇〇〇だった!?
床暖房は床材の下に張り付けて、床全体を温める暖房設備のため、実は建物や外気温の影響をめちゃくちゃ受けてしまいます。
「じゃぁ断熱材を入れればいいじゃん、そもそも断熱材入ってるん?」
という声が聞こえてきそうです。
もちろん断熱材は今の建物にはなからず入っています。
(手抜き工事で入っていないということもあるようですが…)
もし建物に断熱材が一切入っていなければ、室内温度=外気温ということになります。(極論ですけれどネ)
床下は予想以上に冷えている!
実際はどういうことかというと…
一戸建ての1階部分の場合、床下は外気温とほぼ同じまで下がります。断熱材もほぼ外気温に近い温度まで冷え込んでいます。したがって最低気温が氷点下を記録するような日の場合、氷点下から30℃~35℃付近まで温めるのに時間がかかってしまうのが「温まらない~」の最大の原因です。
例外もあります。
この現象はマンションや団地などの集合型住宅ではほとんど起きません。
階下のお部屋が断熱層となり、空き部屋でない限りはそこも暖房されて最高の断熱材となってくれるからです。
『マンションの部屋は寒くない』という説はこれが一つの理由となっています。
解決方法…『待つ!!』
温まるのを待つしかありません…
というのが正直なところです。
しかし、冷え込みが厳しい日にはタイマーなどを活用して早めに運転開始して床を温めていただくのがおすすめの解決法です。
エアコン等と併用してあくまで床暖房は補助的に使用していただくのが有効です。
まとめ
建物の設備として組み込まれた床暖房は、建物の温度の影響を大きく受けてしまいます。最低気温が氷点下になるなど極度に冷え込んでいる日の朝などは、快適な温度になるのに時間がかかってしまいます。
床暖房のマイナス要素満載のブログとなってしまいました…凹
しかし「床暖房」は風を出さず、音も出ません。
したがってホコリもハウスダストも巻き上げない清潔な暖房システムです。
エアコンの設定温度を低く、使用時間も短くなり、足元から部屋全体を温めるという特徴を知って上手に活用し、快適にお過ごしいただければ幸いです。
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